透明人間
普通に生きるとは何故こうも難しいのだろう
他人と同じように働きたい
ただそれだけなのに社会はそれを容認してくれない
自己分析や他己分析も行った
それでもどの会社からも必要とされない
きっと分析が足りておらず
圧倒的に欠落してる部分が存在しているのだろう
しかしながらいつまで時間が経っても
その欠落に気付くことができない
それ故問題も解決しない 堂々巡りがここに完成する
今は何とか食い繋いでいるがそれも時間の限界
他人から見ればよくもまあ
甘い世界で生きているなと揶揄されるだろう
そんなこと自分が一番理解してる
何とか抜け出そうと自分の出来る努力はしている
でも一度ハマった沼は簡単には抜け出せない
このコロナ禍で人と人との繋がりが希薄になり
元々友人の少ない私の孤独は更に加速した
そして追い討ちをかける様に社会との繋がり
つまり仕事も私を必要していないのである
こうなるといよいよ何からも必要とされていない
透明人間が出来上がってしまう
さてはてどうしたものか透明人間を
誰が一体見つけ出してくれるのか
そもそも存在しているのかさえ怪しい
世間も自分自身も透明人間でいることを許容出来ない
日に日に透けていく私の存在
それを感じ取ってくれる人がいる
何とか限り生きられるが
居なくなればあっという間に消えてしまう危うい存在
いつまで存在していられるのだろう
消えてしまうのも時間の問題だろう
透明人間になりたくないな
でも足掻く力も尽きそうだな
自分を救えるのは自分だけ
透けるを止められるのも自分だけ
透明人間になってしまわぬ様何が出来るのか
今の私には皆目検討もつかない
こうして透けていくんだろうな 切ないな